September 14, 2021
子供を見守りながら写真を撮るのは難しい。撮り始めると止まらなくなるからだ。特に1人で付き添いながら撮るのは、子供の安全を考えると危なっかしいので基本的には撮りたい衝動を抑えている。ただ夏の海と子供が合わさった画は中々抗えない力がある。
僕はズームレンズを所持していないので、撮ろうと思うと一緒に海の中へ入っていく必要があり、そうなると子供の安全と同時に水飛沫によるカメラの危険も考慮しながら撮らなければならない。色々とむちゃくちゃにリスクが高いのは間違いないが、どうしても撮りたくなってしまう。
正直なところ、どうやったってある程度絵になってしまうエモーショナルな海と子供の写真は、冷静に判断することは難しく、また判断しようとも思わない。これは海の写真だけではなくて自分の子供が被写体になる写真全てに言えることかもしれない。
完全に冷静に判断できない感覚。感情が前のめりになって盲目になる。
例えばクリスマスにワム!やマライアキャリーの曲が毎年飽きもせずお決まりのようにラジオで流れてきたりするのを聴くと「またかよ」と思いながらも「でもいい曲だな」と感じてしまう、あの感情に流されてしまう感覚。実は結構好きだし、そういう簡単に割り切れない感情が人生を豊かにしているような気もする。